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2010年05月15日

最高級きゅうり Vol.5

『NHKのど自慢』予選会のご案内が届き予選会出場が決定したJAうごの佐藤です。

そのハガキに湧き上がる羽後町です。


さて、今回は最高級きゅうり Vol.5についてお伝えします。


チョイときゅうりをのぞいてみましょう。






CIMG5741.JPG

               ハウス内42℃(5月11日撮影)






この日はとても暑かったんです。
ハウス内の温度はこれほど上昇するんですよ!
地温は28℃でした。
この数日後から雨空に変わり低温になっていきます。

この頃は定植時にかけたビニールトンネルを外しました。
それともう一つJAうご産きゅうりならではの作業に入りました。
コチラを追肥です。






CIMG5746.JPG

                            VS堆肥






VS堆肥とは・・・
VS菌という有効微生物を添加し籾殻ベースの堆肥の事なんです。

この堆肥を使用する事で「健全な土壌」を作り上げ病害虫に強くなると共に、
強い根を作り上げ、農薬を極端に減少させて栽培を容易にし、きゅうりの品質・収量の安定、
「安全で健全な農産物」の供給が可能です。

「じゃ、最初からVS堆肥かければいいのでは?」と思われるかもしれません。

定植後から細心の注意を払い、根を伸ばす事に努力します。
ここで必要なのは普段以上に気配り目配りを要する温度管理です。

温度管理はハウスの開け閉めで行います。

温度が低いと伸びませんし、高いと苗が焼けてしまいます。
地温が高くなった頃合いを見て、株元に水をかけます。
そうして徐々に徐々に根が伸びてつるも伸びていくんですね。

きゅうりはつるの長さと根の長さがほぼ同じだと言われています。
つるが長くなり、充分に根が伸びたことを確認したところで、
株元にVS堆肥をかけるんです。






CIMG5744.JPG

                  根付いた所へ追肥






根が短いと株元に水をかけても効果がありますが、根が伸びるとそれ程効果が高くありません。
そこでマルチの下に通る潅水チューブに水を通し水をやるのです。

基本的であり重要なポイントを説明します。

水を与える事は、野菜の命である水分補給になりますが、
気化熱で地温を下げる作用も行われる事から成長を遅らせる事にも
繋がります。
毎日定期的に水を与えることは出来ないのです。

きゅうりは野菜の中でも95%が水分という正に水が命の野菜です。
その野菜に水をやらずして成長させるのですから”腕”が必要なんです。

この日の後から低温、雨模様になり水を与えられなくなるんです。






CIMG5919.JPG

              ハウス内10℃(5月14日)





CIMG5920.JPG

                   地温14℃






この寒暖の差の凄さお分かりいただけましたでしょうか?
人間だったら誰しも調子が悪くなりますよね。
きゅうりは服を着こむわけでもなく、暖房を入れるわけでもないのです。

ビニールを使用して最善の温度管理を施します。
ハウスの開け閉めと、水を与えるタイミングが生命線になってきます。
高橋さんは夫婦できゅうり栽培を行っており、
どちらかが絶えずハウスにいらっしゃって細心の注意を払っています。

きゅうり作り30年の経験と絶え間ぬ努力が実を結んでいます。
長年記録しているノートは夫婦各自で毎日記録しているんだとか。

「足りない部分は共に補う事が大切」

と奥さんがお話してくれました。
また、旦那さんも常に上を目指したきゅうり作りをしている為、
今でも布団に入りきゅうりの本を読んでいるんだとか。

秋田県種苗交換会で3年連続TOPの高橋さんが、
今でもこれ程努力をしてる事に驚きを隠せませんでした。
きゅうり会のイチローですよ。

1位に甘んずることなく更なる美味しいきゅうりを作るその情熱に熱いものを感じました。






CIMG5755.JPG

                          寡黙な努力家






5月11日にハウス内42℃、地温28℃。
5月14日にハウス内10℃、地温14℃。

ハウス内の温度差32℃、地温差14℃。
マルチを設置する事により地温の幅を狭くすることが分かりました。

そして、今日ハウスへおじゃまするとこんな作業をしていましたよ。






CIMG5945.JPG

                           通路へ追肥






通路が黒っぽくなっているのがお分かりいただけますでしょうか?
コチラの有機肥料をまいていましたよ。






CIMG5944.JPG

                大きくなれよ






根が伸びると株元やつるの真下にだけ肥料を与えてもダメなんです。
通路にも追肥する事でより健全なつるへと成長する訳なんです。




CIMG5952.JPG

                          今日の全体像






CIMG5946.JPG

                   ハウス内25℃






CIMG5947.JPG

                    地温17℃






相変わらず地温は安定していますね。






形のいいきゅうりを作り上げる為のテクニックを発見しましたよ。






CIMG5949.JPG

                   下の葉が無い






分かりますか?
丸印にきゅうりがなっていますよね。
その下にあった葉を取り除いているんです。

”葉かき”という作業です。

葉にぶつかるときゅうりは変形しますので、形が悪くなります。
品質が落ちるどころか形が悪すぎると出荷すら出来ないのです。
日本一高品質きゅうりの名産地ではこんな作業をしているのです。


アップできゅうりを見てみますよ。






CIMG5955.JPG

                         もう携帯抜かれる






長さも太さも立派になってきました。
こうなれば見る見る成長しますよ!
次回もご期待下さい。





◆怖い話


不気味な話をテレビで放送していた時の話。

「鳥肌立った〜」息子9歳




「コケコッコーッ!」息子9歳




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まんずなぁ〜
(・∀・)ノ"
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posted by jaugo at 21:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | きゅうり
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